Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
笠原 順三
月刊地球号外, (51), p.5 - 10, 2005/00
海底地震計の開発とそれを用いた海域での地震観測を行ってきた。海底地震計による地殻構造の解析のために走時トモグライを開発して、日本周辺の地殻と沈み込み帯の構造を求めた。これらの観測から地震発生メカニズムに関する重要な結果が得られてきたが、まだ解析手法には改良すべき点がある。又、地殻構造は場所による不均質性が大きいことがわかってきており、まだ解明すべき多くの重要な問題がある。海底リアルタイム観測は日本で始まった誇るべき観測技術であるが、これからの一層の発展が望まれる。
中島 崇裕; 熊澤 峰夫; 茂田 直孝; 國友 孝洋; 長尾 大道; 松本 裕史*
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), 174 Pages, 2004/00
電磁波によって地下を見る方法としての電磁アクロスを紹介する。電磁波には弾性波の場合と異なった固有の特徴がある。電磁アクロスでの探査の流れと東濃地科学センターで行っている開発との関係を示し,最後に地殻内部の探査可能性について言及する。
中島 崇裕; 國友 孝洋; 長尾 大道; 熊澤 峰夫; 茂田 直孝
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), p.179 - 184, 2004/00
数百Hz以下の周波数帯における電磁アクロスの観測体制の紹介と、その試験観測結果を報告する。試験観測では、地下構造に関する情報を含む伝達関数がよい精度で求められた。また1ヶ月間の観測結果からは,降雨に相関した変動が見られた。
羽佐田 葉子; 熊澤 峰夫; 鶴我 佳代子; 國友 孝洋
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), p.61 - 68, 2004/00
ACROSSで観測されるデータは、送信信号と受信信号の間の伝達関数を複数の周波数でサンプリングしたものである。この周波数系列データから時間領域の波の走時を読み取るための手法である存否イベント解析法を紹介する。
鶴我 佳代子; 熊澤 峰夫; 國友 孝洋; 茂田 直孝
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), 34 Pages, 2004/00
ACROSSは線形力学系の優れた評価・計測法である。地下の構造と状態の能動的監視観測の質的レベルを上げるには、ACROSSの手法に加えて安定で信頼のおける地震計の稠密アレイが必要だ。それには、信頼性が高い安定で安価な地震計を確保しなければならない。このような現実的な問題に対する解決の道を、地震計のアクロスによる校正法が与える。
鶴我 佳代子; 國友 孝洋; 羽佐田 葉子; 熊澤 峰夫; 茂田 直孝; 笠原 順三
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), 95 Pages, 2004/00
コヒーレントな波動を能動的に使うACROSSがもつ高い潜在力を最大限に活用するには、稠密地震観測アレイをルーチンで運用できるようにすることである。そこで本報告では、正方稠密面アレイの構築とその試験観測、および試験的データ解析の一例を紹介し、我々が目指すべき観測システムを提案する。
笠原 順三; 鶴我 佳代子; 羽佐田 葉子; 國友 孝洋*; 熊澤 峰夫; 國友 孝洋
月刊地球号外 総特集; 地球内部のアクティブ・モニタリング : 4D地球内部診断を目指して, (47), 141 Pages, 2004/00
沈み込むプレート境界で強く反射するPP反射波が三陸沖、内陸で見つかってきている。中部日本縦断人工地震実験から見つかった静岡県の下のプレート境界付近の反射面はアクロス東濃送信所に近い。現存の東濃送信所あるいは浜名湖に近い爆破点J5付近に新たなアクロス送信装置を設置することによりこのプレート境界反射面に性質の時間変化を捉えることができるかも知れない。その時間変化は大地震の前兆的地すべりや地震時のすべりあるいは余効すべりの能動的監視に役立つだろう。
松井 裕哉; Rajaram, H.*; 長沼 毅*
月刊地球号外, (36), p.68 - 73, 2001/00
本報告は、サイクル機構公募型研究「亀裂性岩盤の不飽和領域における水の流動とそれに伴う微生物バイオフィルムの形成及び物質の移動に関する研究」の成果の一部である。不飽和岩盤中の水分移動のメカニズムは複雑であることからその評価方法は現在確立されたものがない。このため、本研究では、サイクル機構が実施してきた不飽和領域計測手法の研究成果を踏まえ、TDR法を用いて亀裂を含むような不飽和堆積岩を対象とした水分浸透実験を行い、そのメカニズムについて検討した。その結果、同現象は土壌分野で用いられているPhilipの式に従うことがわかった。